大工として40年以上の年月が過ぎました。
これまで、様々な家を建てて来ましたが、昔と今とでは、家の形態もその工法も様変わりしています。
私たちが、弟子時代に叩き込まれた伝統工法は、めっきり少なくなり、「プレカット工法」の全盛時代です。

そんな中、昨今「100年住宅」がどうのという宣伝を見聞きします。

私は、日本の大工が太古より守り伝えてきた伝統工法によってつくられた家こそが、「100年住宅」であると強く思っています。

伝統工法に基づく家を作る事、そして、その技術を持つ職人を育てることを一番大切な信条として仕事をしています。

そんな中、古くからの友人である山本君が、「価値ある家をちゃんと再生する事に貢献する不動産屋になりたい」と相談してきました。
そして、「会社組織にしたい」と言います。
私は、個人として、出資者となっています。

古屋(ふるや)の再生は、街の再生につながる取り組みです。
価値ある家が、きちんと再生される取り組みに共に取り組みたいと思っています。

株式会社坂本工務店 代表取締役 坂本金満

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